飼育してきた魚たち概論

これまで飼育してきた魚たちです。魚種別に雑感を書いてます。

タナゴ イワナ コイ カマツカ ヤマメ
オヤニラミ アユ フナ ブラックバス サケ
ニジマス 金魚 オイカワ ドンコ

 


タナゴ:

水産的価値はほとんどありませんが、観賞用としては日淡魚の中でも1,2を争う人気魚種です。婚姻色の美しさは熱帯魚にまさるとも劣りません。かってショップで1匹購入したものを3ヶ月ほど飼育しました。おっとりした感じで泳ぐ様が癒し系で良かったのですが、特に前触れもなくある日突然★になってしまいました。タナゴは群れで生活するらしいので、きっと寂しかったのかも知れません。

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オヤニラミ:

希少魚種として人気のある魚です。これもショップで購入しましたが、全く餌をとらず、最後は骨と皮だけになって死んでしまいました。日淡魚をショップで買うことはやめようと、この時固く心に誓ったのでした。

 

ニジマス:

管理釣り場で釣ってきたものをそのまま水槽に入れました。さすが養殖物、釣った翌日には餌をパクパク。体長30cmの個体を45cm水槽で飼っていましたが、狭くて可哀想でした。よく馴れて手から餌を食べたりしましたが、冷却設備のない状態で夏に突入てしまいました。キャンプ用の蓄冷材やペットボトルに水を入れて凍らせたものを使ったりもしたのですが、焼け石に水でした。最後は病気になりあえなく★となってしまいました。

 

イワナ:

ニジマスと同様、管理釣り場のものです。ニジマスの反省から、大枚はたいて60cm水槽と水槽用クーラーを購入しました。白点病にもかかりましたが、塩水浴で完治しました。養殖もののイワナも人によく馴れます。水槽に近づくと、餌をくれくれとばかりに体をくねらせて寄ってくる様はなかなか可愛いですね。半年ほど生きたのですが、水槽が寂しいだろうと他の魚を入れたところみるみるうちに弱り、落ちてしまいました。おそらく追加した魚が病原菌を持っていたのでしょう。魚は健康そうに見えても病原菌を持っていることがよくあります。一旦水槽が安定したら他の魚を追加するときは十分薬浴するなど、細心の注意を払いたいものです。

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アユ:

近所の貯水池で釣ってきたものを飼育していました。寿命が短く、神経質なアユは水槽飼育が難しいといわれ、あまり長生きしないだろうと思っていたのですが意外と丈夫で私の川魚飼育期間の記録を更新してしまいました(といっても13ヶ月・・・)。飼育の詳細については別項に記載しているので、そちらを参照して下さい。

 

金魚:

私自身が今まで飼ったことのあるのは、和金、朱文金、コメット、ピンポンパールなどです。朱文金とコメットは半年くらいで落としてしまいました。和金は3年ほど生きたのですが、水質が悪化したためかだんだん元気がなくなり、お亡くなりになりました。現在の住人はピンポンパールや高頭パールですが、これも飼育が難しい。。金魚は優雅でいいですねえ。個体識別もつきやすいので感情移入しやすく、落とすとしばらく落ち込みます・・・(泣)。
あ、そうそう。川魚との混泳は避けた方が良いです。いらん病気をもらいます。

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コイ:

釣堀で釣ってきたものをしばらく入れていました。コイは丈夫です。水が濁ってもへでもありません。しかも大人しくて打たれ強いので気の荒い魚と一緒にしても大丈夫です。一方的に攻撃を受け続けてもぜんぜん弱りませんし、反撃することなく黙々と餌を食べています。まるでガンジーのようです。その姿を見ているのがしのびなくて、結局釣堀に再放流しました。

 

フナ:

近くの沼や川で取ってきたものをよく飼っていました。コイ並みに丈夫な魚で、かって水槽の外に飛び出し事故を起こした個体(その間数十分)を戻してやっても復活したことがあります。フナに金魚の色揚げ飼料を与えていると、たまに金魚のように赤くなることがあります。フナが金魚の祖先だということを再認識させられますね。

 

オイカワ:

私が初めて飼った川魚。この魚、日本全国どこにでもいる上に婚姻色の派手さから人気のある魚です。子供の頃近所の川で釣ってきてはそのまま水槽に入れていました。その婚姻色も水槽に入れるとだんだん色褪せてくるのが残念でもあったのですが・・・。あまり長期の飼育に成功した覚えはありませんが、もっとも馴染みのある日淡魚のひとつです。

 

カマツカ:

日淡用語で底生魚のことを「底もの」といいますが、その代表格です。愛嬌のある風貌から人気がある上、最近少なくなったためかショップで売られることも多くなりましたが、私が子供の頃はそこら辺の川で普通に釣れていました。1度飼ったことがありますが、動作が機敏でないので餌をなかなか取れず、死んでしまったのが悔やまれます。

 

ブラックバス:

今や生態系破壊の第一人者、いや第一魚者(?)。中学生の頃、用水路にいたところを網で掬いました。典型的なフィッシュイーターなので餌に困りました。近くの池でセルドウを使ってクチボソやエビなどを捕獲して別水槽で飼育して与えていましたが、小さな水槽にモロコやクチボソを大量に飼育していたため病気がしょっちゅう発生し、却って餌水槽に手間がかかるという有様でした。バスの水槽は屋外に置いていたのですが、猫にでも食べられたのかある日突然いなくなっていました。

 

ドンコ:

底ものとしてはカマツカ並みに人気のある魚種です。近くの川で網で掬ってきました。普段はほとんど動かず、ホントに生きてんの、といった感じだったのですが、ある日同じ水槽にいたオイカワを丸呑みするシーンに出くわし、子供心にショックを受けてしまいました。このままでは水槽の魚が喰われつくしてしまうと思い屋外の水槽に隔離しました。これも猫にやられたのか、いつの間にかいなくなっていました。

 

ヤマメ:

サケ科の中でも1、2を争う美味な魚として知られており、渓流釣りのターゲットとしても人気があります。日淡魚といえば地味なイメージがありますが、ヤマメはパーマークとピンクのラインが美しく、熱帯魚のような気品がありました。また、警戒心が強く釣ってきた魚を飼い慣らそうとしてもなかなか難しいことでも有名です。我が家の個体は発眼卵から育てたため、人影を全く恐れず(というか逆に餌を貰えると思って寄ってきた)、ほとんど金魚状態でした。孵化からの詳細はこちら

 

サケ:

関連団体の孵化・放流イベントに参加して、孵化から放流まで2ヵ月ほど飼育しました。孵化の歩留まりが悪く、発眼卵70匹を貰って孵化まで持って行けたのは30匹ほどでした。詳細はこちらで紹介しています。

 

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