釣りゲー大全

究極のバーチャルアウトドア・・・。それは釣りゲームです。「ジャンル自体がクソゲー(笑)」などと陰口を叩かれることも多いですが、良く探してみるとそこそこ楽しめるものもあるに違い有りません、・・・多分。ここでは私がプレイしたソフトの数々を紹介したいと思います。


ハードの説明・・・SFC:スーパーファミコン、PS:プレイステーション、

                    SS:セガサターン、Win:Windows(98までは動作確認)

                    DC:ドリームキャスト、PS2:プレイステーション2、GB:ゲームボーイ

 

・渓流王(イマジニア)

ハード:SFC
マニア度:★★
はまり度:★★
リアリティー度:★★
寸評:今やハードオフでも見つけることのできないスーファミだが、イマジニア、マミヤOP、サンケイスポーツがタイアップした釣りゲーム。当時スーファミソフト初の本格的釣りゲームの呼び声が高かった。渓流から湖、河口までの13ポイントで52種類の魚を釣り上げ、使用するタックルも実際に販売されているものを使用する。自由に釣りができるフリーモードの他、巨匠川田大吉(?)が与える課題をクリアーしていくチャレンジモードがある。フッキングした魚は釣り上げるまで種類がわからないが、よく見るとファイト中の魚影で微妙に変えてある(マス類、コイ類、ナマズ、バス及びシーバスなど)ところや魚のグラフィックが(スーファミにしては)きれいなところが芸が細かい。しかし、ルアーを投げて引っ張らずにほっておいても魚がかかるのはいただけない。

 

・川のぬし釣り2(パックインビデオ)

ハード:SFC、PS(DS対応)、Win95/98、GB
マニア度:★★
はまり度:★★(但し釣りのみ)
リアリティー度:★
寸評:釣りゲームとRPGを組み合わせた異色ゲーム。山奥の村で暮らす主人公が釣りをしながら数々の謎を解き明かし、川を下っていく。最終目的は川のぬしである「アカメ」を釣り上げることである。
釣りの種類もルアー、フライ、餌と釣り分けることができて釣りゲーとしてはそこそこ楽しめるが、RPGとしてはどうも・・・。レベルは先々で邪魔をする「おじゃま動物」を倒して経験値を稼ぐことによって上げるわけだが、レベルを上げても釣りが上手くなるわけではなく(HPは増えます)、釣具を買うためのお金がもうかるわけでもない。却って動物を倒しまくっていると仲が悪くなってエンカウント率が上がってしまう。RPGファンには許せないゲームシステムである。

 

・海のぬし釣り(パックインビデオ)

ハード:SFC、GB、PS
マニア度:★★
はまり度:★★(但し釣りのみ)
リアリティー度:★
寸評:システムは川のぬし釣りとほとんど変わらないが、主人公を誰にするかでぬしが変わる(男の子:クロカワカジキ、妹:マンボウなど)。釣りの種類、仕掛けとも多彩になり、選択の楽しみが増える。ただ、スタッフの遊びが過ぎて現実にはその場所で釣れない魚が釣れてしまうことがあるのはリアリティーを追求する人には向いていないかも。防波堤でヒラマサや40cmの真鯛が釣れるわけないやろ!

 

・磯釣り−離島編−(パックインビデオ)

ハード:SFC
マニア度:★★★
はまり度:★
リアリティー度:★★
寸評:大島、式根島など伊豆の実際の磯釣り場を再現する釣りシュミレーション。釣り以外は一切のイベントのない本格的(?)釣りゲーム。ヒット後の取り込み操作が複雑で慣れないとかなり難しい。

 

・Fish Eyes(ビクターインタラクティブソフトウェア)

ハード:PS、PS2
マニア度:★★
はまり度:★★★
リアリティー度:★★★
寸評:プレイステーションの釣りゲーではベストセラー。ヤブ沢、渓流、小川、池、湖、堰堤などのステージが用意され、それぞれのステージでノルマを達成すれば(魚の数、大きさなど)次のステージに進める。釣り上げた魚は持ちかえって飼育することもできる。余計なイベントもなく、淡水釣り専門にはそこそこ楽しめるソフトである。釣り場は実写取り込みでBGMも落ち着いていて良い。是非DS対応版を作って欲しいところ。

 

・釣道−海釣り編−(オズクラブ)

ハード:PS、PS2(DS対応)、Win95もあったかな?
マニア度:★★
はまり度:★★★
リアリティー度:★★★
寸評:プレイステーション初のDS(デュアルショック)対応のソフト。勝手気ままに釣りができる釣りモードと釣り大会に参加できる大会モードの2種類がある。釣った魚を売って道具を買うシステムは川の(海の)ぬし釣りと同じである。DS対応という以外にこれといった目新しさはないが、難易度やゲームバランスも丁度よいのでお薦めソフトのひとつ。

 

・村越正海の爆釣日本列島(ビクターインタラクティブソフトウェア)

ハード:PS、PS2(DS、つりコン対応)、SS
マニア度:★★★
はまり度:★
リアリティー度:???
寸評:ソルトウオーターでのルアーフィッシングの第一人者、村越正海氏が監修している。日本全国11のステージで村越氏が出した課題(例えば○○cm以上のスズキを釣り上げるとか)をクリアしていき、最後のステージで村越氏本人と対決する。手持ちのルアーは釣った魚を点数に換算してショップで購入するシステムだ。ゲームの難易度はかなり高く、大物がかかったときは10分くらいファイトすることもある。取り込み操作も結構コツがいるのでバラすことも多いが、簡単な釣りゲーに飽き足らない人に向いているかも知れない。私自身はポリゴンの魚がロボットに見えてしまってそれほどのめり込めなかった。

 

・ウキウキ釣り天国−川物語−(テイチクレコード)

ハード:PS、PS2(DS対応), Win95
マニア度:★★★
はまり度:★★★
リアリティー度:★★★★
寸評:架空の川「飛神川」を舞台に釣りだけを楽しむ「釣りを極める」モードとストーリーに隠された謎を探り、釣りのみならずアウトドア全般をマスターしなければならない「ストーリーを極める」モードの2つをプレイすることができる。魚だけでなく川辺の植物、昆虫に至るまで日本の河川の生態系を忠実に再現し、魚が釣れる頻度も他のソフトと違って、より現実に近いものとなっている。私がプレイした淡水釣りゲームの中では最も楽しめるものの一つ。惜しむらくはCD−ROMの読み込みが異常に遅いためゲームが中断される場面が多いことである。また、テンカラ釣りはフライフィッシングにした方が良かったかも。

 

・釣り紀行百選vol1.四万十(センチュリー)

ハード:Win95/98
マニア度:★★★
はまり度:★
リアリティー度:★
寸評:四万十川の広大な自然と生命の営みを豊富な写真とデータで紹介したソフトでいわゆる釣りゲーというよりは環境ビデオのようなものである。釣りゲームでは四万十川に棲むアマゴ、アユ、アカメなどを釣ることが出来る。まあ、釣りゲーがメインでないことと2280円という定価を考えるとゲームに関する批評はしない方がよいだろう。写真は本当にきれいなので、エコロジストのあなたにはぴったり?

 

・シーバス・フィッシング2(ビクターインタラクティブソフトウェア)

ハード:PS、PS2
マニア度:★★★
はまり度:★
リアリティー度:★
寸評:基本的なシステムは「村越正海の爆釣日本列島」とほぼ同じ、というか「爆釣・・・」のプロトタイプ的なソフトである。古いゲームでDS対応でもないので別にどうということはない(Y沢さんごめんなさい)。しかしVISのあのロボットのような魚は何とかならんのかねえ。

 

・それ行けフライフィッシング(ビクターインタラクティブソフトウェア)

ハード:PS、PS2(DS対応)
マニア度:★★★★
はまり度:★★★
リアリティー度:★★★★
寸評:初のフライフィッシング専用ソフト。センスの無いネーミングと売り切れになったFF[の棚の隣に山積みされていたのを見てあまり期待していなかったのだが、やってみると結構楽しめた。渓流を歩き回って釣り場を見つけて釣るのだが、魚がヒットするグラフィックもなかなかリアリティーがある。途中でいくつかサブゲーム(クイズ、スロットなど)があるのだが、クリアするとフライを巻くためのマテリアルが手に入るというアイディアもいい。ただ、移動するときの画面の上下のゆれが激しく、長時間やっていると酔いそうだ。

 

・釣道−渓流・湖編−(オズクラブ)

ハード:PS、PS2(DS、つりコン対応。PS2で一部不具合あり)
マニア度:★★
はまり度:★★
リアリティー度:★★
寸評:コントローラーのパイオニア、オズクラブがつりコン対応ソフトを引っさげて帰ってきた。
日本全国各県47箇所で渓流釣りや湖でのバス釣りが楽しめる。99年の各地の釣り情報が収載されているのもうれしい。ゲームシステムは前作、「海釣り編」を踏襲しており、大会モードもある。操作性はよいが、とにかく釣れすぎる。投げるたびに魚が引っかかってくるし、管理釣り場でもこんなには釣れんぞ!それからフライとルアーは投げたいところに自動的にピンポイントで投げることができるのだが、実際の釣りではポイントにいかにして正確にキャストできるかという楽しみもあるのだから、その辺もゲームに組み込んで欲しかった。

 

・つりコン(アスキー)

マニア度:★★★
はまり度:★★
リアリティー度:★★
寸評:ついに買ってしまったつりコン。私の持っているソフトで対応しているのは釣道−渓流・湖編−1本なのでとりあえずそれで試してみた。第一印象は「ちゃちい」。ヒットすると振動する(当然か?)のだが、リールのハンドルがカタカタ音をたてて妙になさけない。また、リールの回転読み取りセンサの感度が高すぎてリールを使って巻き上げようとするとすぐラインブレイクしてしまう。もう少し回転に抵抗を持たせた方がリアリティが増すように思うのだが・・・。まあこのソフト1本やって評価を下すには早いような気がするので、これから出るソフトに期待したい。

 

・Fish EyesU(ビクターインタラクティブソフトウェア)

ハード:PS、PS2(DS、つりコン、ポケステ対応)
マニア度:★★
はまり度:★★★★
リアリティー度:★★★
寸評:PSつりゲーの定番ソフトの第2弾。今回はステージ、魚の種類とも大幅に増えてシーズンごとに釣り場を選択できるようになった。釣れる頻度、ゲームバランスとも申し分なく、魚のグラフィックも綺麗。前作にあった魚飼育システムは本作でも採用されているが、今回は水槽で大きく育てた魚を放流すると大物が釣れる可能性が高くなるという風にゲーム性も上がっている。シーラカンス釣りやパンダ湖釣りなど、一つ間違えるとキワモノ化してクソゲーになりそうな遊びの要素も上手くゲームの中に組み入れている。釣りをしたことのない人にもお薦めできるソフト。

 

・バスランディング2+つりコン2(アスキー)

ハード:PS、PS2(DS、つりコン1、つりコン2、ポケステ対応)
マニア度:★★★
はまり度:★★
リアリティー度:★★★★
寸評:つりコンの製造元であるアスキーが初のつりコン2対応ソフトとして発売。つりコン2はヒットと同時にリールに巻き取り負荷がかかり、いっそうリアリティがアップした。

 

・ウイニングルアー+ファイティングロッドセット(HORI)

ハード:PS、PS2
マニア度:★★★★
はまり度:★★
リアリティー度:★★★
寸評:特殊コントローラーの中でも特に際物のファイティングロッドセット。ロッドとラインまであり、魚の形をした巻き取り機がロッドを引き絞る。これだけ大掛かりな仕掛でありながら、対応ソフトがこのウイニングルアー1本だけというのはあまりに惜しい。是非続編を作って欲しいところ。

 

・Fish Eyes3(ビクターインタラクティブソフトウェア)new57.gif (1667 バイト)

ハード:PS2
マニア度:★★
癒し度:★★★
はまり度:★★★
リアリティー度:★★★
寸評:定番ソフトの第三弾で初のPS2対応。仕事に疲れた主人公が友人の持つコテージの留守番を預かるという設定でゲームが進んでいく。基本的な操作方法、クリアごとに新しいステージが出現すること、釣った魚の飼育など前作、前々作のシステムを踏襲しているが、これまでと違って釣りコンなど特殊コントローラーの排除や主題歌に「千と千尋」の木村弓を起用するなどゲーム性よりもむしろストーリ性を重視し、「癒し」に重点がおかれている気がする。違法放流、異種交雑などレクリエーションとしての釣りと切り離せない生態系の問題に一石を投じるシチュエーションもあり、システム的に行きついた感のある釣りゲームに新境地を開く1作と言えるだろう。

 

To Be Continued・・・

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