〜市販の主な魚病薬リスト〜
商品名 |
剤型 |
メーカー |
主成分 |
効果・効能 |
用法用量 |
観賞魚用エルバージュ |
薬浴剤 |
上野製薬 |
ニフルスチレン酸ナトリウム |
エロモナス感染症(穴あき病、立鱗病、スレ症) カラムナリス病(鰓腐れ、尾腐れ、口腐れ) |
100L当たり本剤を下記により溶解し薬浴する。 5〜10g 薬浴時間 4時間 1〜2g 薬浴時間 24時間 |
観賞魚用パラザンD |
薬浴剤 |
日本動物薬品 |
オキソリン酸 |
オキソリン酸感受性菌による下記疾病魚類の治療。 エロモナス属による穴あき病の早期治療 |
穴あき病の早期治療には、水10L当たり本剤1mLを溶解し4時間薬浴する。 穴あき病の治療には、水10L当たり本剤1mLを溶解し5〜7日間薬浴する。 |
グリーンF |
薬浴剤 |
日本動物薬品 |
メチレンブルー 、ニトロフラゾン、塩化ナトリウム |
観賞魚の白点病・尾ぐされ症状、水カビ病ならびに細菌感染症の治療 |
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グリーンFクリアー |
薬浴剤 |
日本動物薬品 |
二酸化塩素 |
観賞魚の白点病の治療 |
本剤10mlを飼育水20lの中に加えた後、良く混和し病魚を7日間薬浴させる。 |
グリーンFゴールド |
薬浴剤 |
日本動物薬品 |
ニトロフラゾン、スルファメラジンナトリウム |
観賞魚の細菌感染症の治療 |
水32〜40L当たり本剤1g(ニトロフラゾンとして約0.48g)を徐々に加えた後、よく混和して薬浴する。 |
グリーンFゴールドリキッド |
薬浴剤 |
日本動物薬品 |
オキソリン酸 |
オキソリン酸感受性菌による下記疾病魚類の治療。 エロモナス属による穴あき病の早期治療 |
穴あき病の早期治療には、水10L当たり本剤1mLを溶解し4時間薬浴する。 穴あき病の治療には、水10L当たり本剤1mLを溶解し5〜7日間薬浴する。 |
グリーンFリキッド |
薬浴剤 |
日本動物薬品 |
メチレンブルー 、アクリノール 、塩化ナトリウム |
観賞魚の白点病・尾ぐされ症状、水カビ病、ならびに外傷の治療 |
本剤50mlを、水約60Lの割合で溶かし、薬浴する。 |
サンエース |
薬浴剤 |
津路薬品工業 |
スルファジメトキシンナトリウム、ニトロフラゾン 、メチレンブルー |
鑑賞魚の白点病、尾ぐされ症状、水カビ病及び細菌性感染症の治療 |
水50リットルの中に第一日目本剤15ml、第二日目15ml、第三日目20mlを、それぞれ連日追加する。 |
水産用アンピシリン散「第一」 |
経口剤 |
第一製薬※ |
アンピシリン |
アンピシリン感受性菌に起因する下記疾病 スズキ目魚類 類結節症 |
魚体重1kg当たり1日量でアンピシリンとして5〜20mg(力価)を1〜2回に分け、配合飼料に混合したものを餌料に均一に混ぜて、通常5日間投与する。 |
水産用アンピシリン散「コーキン」 |
コーキン化学 |
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水産用イスランソーダ |
経口剤 |
甲陽化学 | スルフィソゾールナトリウム |
スルフィソゾール感受性菌に起因する下記疾病の魚類に対する斃死率の低下 アユ、ニジマス:冷水病 |
ブリ:1日量として体重1kg当たりスルフィソゾール200mg以下の量を飼料に混じて経口投与する。 ニジマス:1日量として体重1kg当たりスルフィソゾール200mg以下の量を飼料に混じて経口投与する。 コイ:1日量として体重1kg当たりスルフィソゾール200mg以下の量を飼料に混じて経口投与する。 アユ:1日量として体重1kg当たりスルフィソゾール200mg以下の量を飼料に混じて経口投与する。 |
水産用エクテシン |
経口剤 |
第一製薬 |
スルファモノメトキシン、オルメトプリム |
スルファモノメトキシン・オルメトプリム合剤感受性菌による下記疾病の魚類に対するへい死率の低下 アユ:ビブリオ病 |
ウナギ: 1日量として体重1kg当たりスルファモノメトキシンを15mg(力価)以下及びオルメトプリムを5mg(力価)以下の量を飼料に混じて経口投与する。 アユ: 1日量として体重1kg当たりスルファモノメトキシンを15mg(力価)以下及びオルメトプリムを5mg(力価)以下の量を飼料に混じて経口投与する。 |
水産用エリスロマイシン散「第一」 |
経口剤 |
第一製薬 |
エリスロマイシン |
エリスロマイシン感受性菌に起因する下記疾病魚類のへい死率の低下 アユ:ビブリオ病 |
魚体重1kg当たり1日量でエリスロマイシンとして25〜50mg(力価)を配合飼料等に混合した後、餌料に均一に混ぜて5日間投与する。 |
水産用エリスロマイシン散「コーキン」 |
コーキン化学 |
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水産用OTC散「第一」 |
経口剤 |
第一製薬 |
塩酸オキシテトラサイクリン |
オキシテトラサイクリン感受性菌に起因する下記の疾病魚類のへい死率の低下。 ブリ、マダイ、マアジ、ティラピアなどのスズキ目魚類: ビブリオ病 ギンザケ、ニジマスなどのニシン目魚類(但し、アユを除く(淡水で飼育中のもの): せっそう病、ビブリオ病 ギンザケなどのニシン目魚類(海水で飼育中のもの): ビブリオ病 ウナギなどのウナギ目魚類: パラコロ病 ヒラメなどのカレイ目魚類: 連鎖球菌症 |
魚体重1kg当たり1日量オキシテトラサイクリンとして下記の量を飼料に混ぜて投与する。 ・ ブリ、マダイ、マアジ、ティラピアなどのスズキ目魚類 :50mg(力価) ・ ギンザケ、にじますなどのニシン目魚類 但し、アユを除く。(淡水で飼育中のもの) :50mg(力価) ・ ギンザケ、にじますなどのニシン目魚類(海水で飼育中のもの) :50mg(力価) ・ ウナギなどのウナギ目魚類 :50mg(力価) ・ ひらめなどのカレイ目魚類 :50mg(力価) 本剤としては、魚体重1kgあたりいずれも0.5gとなる。 |
水産用OTC散「コーキン」 |
コーキン化学 |
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水産用ダイメトンF、水産用ダイメトン散 |
経口剤 |
第一製薬 |
スルファモノメトキシン |
スルファモノメトキシン感受性菌に起因する下記疾病魚類のへい死率の低下 スズキ目魚類: ビブリオ病 ウナギ目魚類: ひれ赤病 アユを除く淡水中で飼育するニシン目魚類: ビブリオ病、せっそう病 アユ: ビブリオ病 海水中で飼育するニシン目魚類: ビブリオ病 |
ブリ:1日量として体重1kg当たり200mg(力価)以下の量を飼料に混じて経口投与する。 マダイ:1日量として体重1kg当たり200mg以下(力価)の量を飼料に混じて経口投与する。 ギンザケ:1日量として体重1kg当たり100mg(力価)以下の量を飼料に混じて経口投与する。 マアジ:1日量として体重1kg当たり200mg(力価)以下の量を飼料に混じて経口投与する。 ウナギ:1日量として体重1kg当たり200mg(力価)以下の量を飼料に混じて経口投与する。 ニジマス:1日量として体重1kg当たり150mg(力価)以下の量を飼料に混じて経口投与する。 アユ:1日量として体重1kg当たり100mg(力価)以下の量を飼料に混じて経口投与する。 ティラピア:1日量として体重1kg当たり200mg(力価)以下の量を飼料に混じて経口投与する。 |
水産用ダイメトンソーダ |
薬浴剤 |
第一製薬 |
スルファモノメトキシンナトリウム |
1%以下の食塩水1t当たり10kg以下の量を溶かして薬浴する。 |
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水産用モジレイト |
経口剤 |
第一製薬 |
チアンフェニコール |
チアンフェニコール感受性菌に起因する下記疾病魚類のへい死率の低下 すずき目魚類: ビブリオ病、類結節症 |
魚体重1kg当たり1日量チアンフェニコールとして下記の量を飼料に混合し、5〜7日間投与する。 スズキ目魚類 類結節症 :20〜50mg (力価) スズキ目魚類 ビブリオ病 :50mg (力価) |
水産用チオファーム |
コーキン化学 |
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ニューグリーンF |
薬浴剤 |
日本動物薬品 |
メチレンブルー、塩酸クロルヘキシン、アクリノール、塩化ナトリウム |
観賞魚の白点病・尾ぐされ症状、水カビ病、外傷ならびに細菌感染症の治療 |
水約50Lに対して5gをよく混合して用いる。 |
パラキソリンF(現在は生産中止) | 経口剤 |
日本動物医薬品 | オキソリン酸、乳加工品、乾燥全卵 | オキソリン酸感受性菌に起因する下記疾病病魚類の治療 ニシキゴイ:エロモナス属による穴あき病 |
魚体重1kg当たり本剤1〜1.5g(オキソリン酸として15〜22.5mg力価)を1日量として、5〜7日間、経口投与。 |
パンカルG散 |
経口剤 |
第一製薬 |
パントテン酸カルシウム、リボフラビン、塩酸ピリドキシン、ニコチン酸アミド |
1.魚類の水溶性ビタミンの補給 2.魚類の水溶性ビタミン欠乏による疾病(症状)の予防と治療 |
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リフィッシュ |
薬浴剤 |
日本動物薬品 |
トリクロルホン、塩酸クロルヘキシジン、塩化ナトリウム |
ウオジラミ・イカリムシの駆除、並びに細菌感染症の治療 |
本剤0.5gを水75〜150lの割合で溶液となるように、水槽又は池に散布する。 |
※第一製薬は2004年6月1日付けで動物薬事業を明治製菓に譲渡。